たけしの健康、みんなの家庭の医学3/22。原因不明の病名をそれぞれの名医が独自の診察方法で見つけるスペシャル。千枚通しの先生に続いて神経科医、そして、3人目は、日本の総合診療の礎を築いた名医の登場で、そのケース1は、DNAが爆弾のスイッチをオンオフするという病でした。
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5寸クギをぐさぐさ突き刺されたような原因不明の激痛
大阪医科大学付属病院、総合診療科の特任教授、鈴木富雄先生の症例、ケース2は、原因不明の激痛で、半月の間に10回も救急車で搬送されたという男性のケースでした。
※以下の写真は、再現画像だそうですので、先生ご本人の写真ではありません。
先生はこの原因不明の激痛の原因を追及すべく、じっくりと細部にわたる問診と触診をして、ついにはっけんしたわけです。でも、先生の元に来る前には、その激痛(五寸クギでグサグサ刺される感じのもの)が毎日起きてたというくらいですから、本当に地獄の毎日ですよね。こんな病気にはなりたくないです。
じっくり、丁寧に触診して、MRIなどの画像に移らない病の存在を調べる先生。そこで、「しこりのように固い感じ」や「通常より温度が高い」と感じれば炎症の可能性があるということなのだそう。でも、この男性の場合はそれもなし。
次に、神経の異常を疑って、脊椎を触診で確認しても異常がない。ということで、最初に戻って再び問診。その最初痛みを感じたときからの様子をより詳しくきいた問診から、先生はある仮定(自信をもって)をたてて、指一本で再度触診させてほしいと言うんですね。
で、再び腹部を触診するわけですが、痛みが起きた時の状況の一つ「少し上半身を起こすようにお腹に力を入れてください」と指示してから、指一本で、ここが痛いだろうと断定した箇所を押すと・・・・
見事に、その激痛が再現されたわけです!すごい!!!
前皮神経絞扼(こうやく)症候群、別名アクネス
1月半の間に10か所以上も診療科を回っても見つからなかった病気が、ついに先生によって見つかったわけです。特徴としては、飽くネスは、ごく限られたせまい範囲のみで痛みを発症する為、手全体で触診した場合では、はっきりとした痛みが出ないんだそう。
だから、指一本で確認したわけなんですね。この方はブロック注射でその痛みを抑えているそうですが、治す薬はないということですよね?・・・・・・神経が狂うと恐いですね、ならないことを祈るしかないみたいですね。
女性の発熱+ある症状、で分かる重大な病気
そして、最後に、鈴木先生が教えてくださった腰痛と共に出る症状によってわかる重大な病気。
①発熱+突然起こる筋肉痛(原因なしで発症)
⇒リウマチ性多発筋痛症。左右対称で痛みが起こり、放っておくと寝たきりになってしまう
⇒早めに治療すればよくなるので、内科・膠原科へ
②発熱+重だるい腰痛(急に発症+震えを伴う高熱)
⇒腎盂炎。腎盂に細菌が感染して発熱
⇒内科系、泌尿器科系へ。診断ができれば比較的簡単に治療ができる。
気をつけたいですね!!
※これの前はこちら↓↓↓です