たけしの健康、みんなの家庭の医学3/22は、長引く症状の本当の原因を解明SP。原因不明の病名をそれぞれの名医が独自の診察方法で見つけるスペシャル。千枚通しの先生に続いて神経科医、そして、3人目は、日本の総合診療の礎を築いた名医でした。
決まった時間になると熱が出る、激痛が走るという摩訶不思議な病
日本の総合診療の礎を築いた名医である大阪医科大学付属病院、総合診療科の特任教授、鈴木富雄先生の紹介とともに、症例として紹介された病気は、本当に摩訶不思議な病気でしたね。というか、絶対なりたくない病気です。
問診と身体診察(触診)が総合診療科の武器
事細かい問診と、触診で原因を突き止めるまでとことん調べる先生が、今回、どこの診療科へ行っても判明されず、1年以上苦しみ続けていたが患者さんが、この番組に手紙を書いたことがきっかけで、先生に受診。ようやく自分を苦しめ続けていた病気が判明したということでした。
家族性地中海熱
それが、今回のケースである女性の正しい病名。症状はというと、夏風邪がきっかけで、午後1時頃になると熱があがり寒気がする。そして、夜中の12時ごろになると、より高い熱、39度を超えた出ると同時に、両腕や両足など全身に針で刺されたような激痛が走る。
そしてそれが、最初は2週間も続いたとか。そして、まるで治ったかのように痛みが引く期間があって、またその症状がでる期間があっての、その繰り返し。辛かったと思います。そんなの地獄の攻めの苦しみですよね?
そして、先生の丁寧な問診と触診とで判明したのが・・・・
自己炎症疾患・家族性地中海熱
なんと、DNAが暴走して、勝手に炎症を起こすスイッチを入れたり、オフにしたりするという病気なんだそう!ヨーロッパで発見されたことから、そんな名前になったんですね。周期的な発熱と全身の痛みが起こる病。
ばらばらの周期で症状が発生する為、断定が難しいと言う事でしたが、「周期的に起きる原因不明の高熱」「全身の現れる痛み」「高熱時の複数」が揃っている場合は、「家族性地中海熱」を疑っていいということでした。
そしてその診断が間違いないと証明させるには、家族性地中海熱用の薬「コルヒチン」を一定期間飲み続け、症状が発症しなければ、病気は確定ということでした。
で、この女性は、処方されたコルヒチンを6週間飲み続けた結果、症状は出なかったので、病名が確立され、また、治ったわけです。
良かったですねー、お薬があって!ほっとしました。
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⇒たけしの健康、5寸釘の激痛、女性の発熱+ある症状で分かる重大な病気
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