たけしの健康、みんなの家庭の医学3/22では、長引く症状の本当の原因を解明SP。原因不明の病名をそれぞれ独自の診察方法で見つけると言うことで、千枚通しで痛みの元を探る先生からはじまり、2人目の名医は、気落ちの症状に隠れた危険な病気を見つけるスーパードクター。
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うつの症状に隠れた病
気分の落ち込みを起こす病は、たくさんがあって、MRIにも映されず、見逃してしまうことがおおいそうなんですね。そこで、岡山大学病院、精神科神経科助教の高木学先生は、まず神経診察からはじめられるんだそう。
気落ちの影に隠れている本当の病気はないか・・・中には脳梗塞とか脳腫瘍とか、脳の中の病気や神経の病気という重大な病もあるから、心の病だと決めつけないで慎重に、調べていくのだそうです。
紹介のあった症例の女性は、うつ病だと診断されて、薬を飲んでも治らない、あちこちの診療科にかかったけど記憶障害や幻覚症状まで出て、これは普通じゃないと、旦那さまがあちこちの診療科へ連れて行ったものの、原因がわからず、最後の高木先生のところへ来たというケースでした。
そしてその高木先生の診断は・・・・細部にわたっての問診と触診でわかったのは・・・MRIでは写らない脳の波形を(脳波)を見てわかった、その病気とは・・・
自己免疫性脳炎
なんと、その病気を発症させていた原因は、脳とは全く違う場所の卵巣。その免疫細胞だったんです!!風邪をひいたことがきっかけで、免疫細胞が暴走。なんと脳を攻撃しはじめてしまったとか。
ええーーー??!!ですよね?そんな暴走しないでほしい!!
脳を攻撃してしまうから、うつと同じような気落ちや、記憶障害や幻覚や幻聴、別人格のようになってしまうという症状をを起こしたんですね。恐い病気があったものですね。
これは、2007年にアメリカで発見された新しい病気だそうですが、でも、これって、ふさぎこんだり、幻覚を見て、別人のようになって騒いだりするのって、・・・向こうでは特に、エクソシスト的な騒ぎになったりしたんじゃないでしょうか?
この病気だと決定づけるには、脳髄液をとって調べる必要があるそうなんですね。その検査ができるのは、日本では、岡山大学病院と、秋田大学医学部付属病院のみだそう。
症状が似ているので、うつ病や総合失調症と診断された患者さんの中にも、本当はこの「自己免疫性脳炎」である人もいるんじゃないかということでした。もしも身近に思い当り女性がいらしたら、一度診ていただくといいかもしれませんね。
で、結局、今回例として紹介された女性は、脳髄液をとって検査した結果、正式に自己免疫性脳炎であると立証、診断され、ステロイドを打って完治されたそうです。良かったですねー。高木先生の元にこなかったら、いつまでたっても治らないまま、暗い毎日を過ごしてたのでしょう。
本物の名医さんと巡り合いたいものです。
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